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こんにちは。

今日は、かねてより期待されていたKATOの227系(Red Wing)が発売となりましたので、早速受け取ってきました。偶然にも私が休みの日に発売とのことで、午前中から開封することができました

せっかくですので、検品を兼ねての製品レビューと、手持ちのTOMIX製227系との比較をお届けしたいと思います。

早速、御開帳。

(1)車両
6両セットでA41編成(上)+A36編成(下)がプロトタイプとなっています。
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公式からかねてよりアナウンスがありましたが、2両分のスペースが用意されており、2両編成を別途購入して8両編成としたものを収納することができます。

細部のレタリングを拡大してみるとこんな感じです。
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TOMIX製にはレタリングが一切なく、インレタで車いすマークとATS表記(ATS-Sのみ)が付属するだけでしたが、KATOの227系では車端部を除きレタリングが入っているのが嬉しいです。車番選択が逆にできなくなるのは痛しかゆしですが、サードパーティのインレタを購入して貼る手間を考えると、あらかじめ印刷されていた方が楽ですね。

D-TASやベビーカーマークが追加されたレタリングとなっており、後述の優先席シールのデザインも新しいものが採用されていますので、比較的最近の仕様が再現されているということになります。

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クモハ226には、KATOお得意の張りぼてのトイレタンク表現があります。

TOMIX製と比較してみました。
①前面・ライト
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227系顔ではこの車両に限らず、中央上部の種別表示のサイズが大きすぎることと、テールライトが非常に暗いことが実車と比較して実感的でないと感じている方は多かったのではないでしょうか。

今回のKATO製では種別表示が適切な大きさになっており、正面から見ても上のように路線アルファベット、種別、種別の英語表示をはっきり確認することができます。

テールライトについては写真で撮るとあまり違いがよくわかりませんね…実際目視をした感じでは、TOMIXは写真を見て思うよりも光量自体が小さく、特に明るい場所では光っているかどうかがわからない、という印象ですが、KATOは光量が十分にあり、明るい場所でも光っていることが容易に目視できる、といった具合であると感じました。

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もう一つ、TOMIX製で微妙だったのが先頭用の幌枠。KATO製のほうが実感的な形状になっています。ただし、下り方(クモハ226)のみにはじめから付いていますが、クモハ227用のパーツは付属していません。

②車体側面
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上がKATO、下がTOMIXになります。

ちょっと写真では確認しづらいですが、まずシルバー塗装の印象は、KATOのほうがより平滑に近く、ザラザラ感が小さく光沢が大きいように感じます。また、赤色は若干KATOのほうが明るい赤になっています。

またSNSでも指摘を見かけましたが、TOMIXは赤帯の本数が5本になっていて実車と異なりますが、これについてはKATO製では6本表現されています。

細かいことをいうと、TOMIXが表現しているドアボタン部分のボタン自体の表現がKATOでは省略されていますが、これは気になれば対応は比較的容易かと思います。

台車は、実車は0.5M方式を採用しているため各車が動力台車と付随台車を1つずつ履いていますが、模型ではどちらか片方のみを製作して他方は流用しているようです。TOMIXは付随台車のWTR246G、KATOは動力台車のWDT63Bとなっています。

(2)パーツなど
①説明書・シール
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必ず入っている説明書と、前面・側面の行先シールです。シールだけ見てみますと、
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多くのコマが入っています。側面表示は車両のガラスに直貼り、前面表示は、印刷された前面表示パーツに加えて、シールを貼って使うための無地パーツが用意されており、こちらに貼って使います。

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その他のパーツ類。上は転落防止幌、下の左は2段電連の表現パーツとシール貼付用の無地前面パーツ、下の右は印刷済の前面パーツです。

気になったのは、まず転落防止幌の中間用が銀色になっています。説明書にも中間に挟む先頭部はこちらを使うように記載されているのですが、これでは実車に合いません。
(2020/09/18追記)
ある程度のカーブ半径があれば、先頭用を使用してもカーブを曲がれることがわかりました。詳しくは別記事で紹介しています。

あともう一つは、下の右にもちらと見える呉線の行先表示の色、実車はややオレンジがかった黄色に見えるのですが、まるで115系を思い出すような真っ黄色でした。ちょっと色合いが違いすぎるんじゃないかな?と思いました。光らせてみたらいい具合になるのかもしれない…?

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総じて言いますと、パーツ類にちょっと気になる部分はあったものの、既存品のTOMIX製で指摘が多かったように思う部分がしっかり修正されています。また、細部まで印刷が施されていて、購入してすぐに遊べる仕様という点でも魅力的に思います。

開封・検品をしてみてからの感想はこんな感じでした。今から手に取られる方や、購入を検討している方のご参考になればと思います。今回は長々と紹介してまいりましたが、最後までご覧いただきまして、ありがとうございました

(2020/10/17追記)2両編成を追加で購入した際の記事も公開致しました。宜しければ併せてお読みください。


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