こんにちは。外出がはばかられる昨今ですが、人里離れたところに限って出かけてみようと思い、車を走らせました。
伯備線といえば特急やくも号が走る、陰陽連絡の代表的な路線ですが、高速化のために改良が加えられています。今回は、その中でも廃線跡が遊歩道として整備されている、井倉~石蟹の旧線区間を訪れてみました。個人的には何も知らず伯備線に乗った時に旧線の橋梁を見て以来ずっと散策してみたいと思っていた区間で、7,8年越しに実現した形です。
今回のルートです。緑色の線上が旧線の跡になります。
(※①~⑧の地点は概ねの位置です。)
S字状に蛇行した高梁川に沿うように走っていた伯備線ですが、現在はこのS字を串刺しにするように2本のトンネルと橋梁で直線状に改められています。
スタートは井倉駅。裏には石灰石を採掘している会社があってベルコンっぽい音がずっと響いています。愛車の折りたたみ自転車を持参して開始です。石蟹駅方面に向かって1往復して井倉駅に帰ってくるルートです。
①地点。
井倉駅を出た後、国道180号線に出て最初の橋で高梁川を渡り、伯備線の現線を跨いだところ。旧線を活用した遊歩道になっています。左はゴルフの打ちっぱなしがあり、目印になります。ここからは自動車は許可車両・緊急車両以外は入れないので注意。
②地点。
早くも遺構を発見。奥が石蟹方。三角の中に2と書かれています。
おそらく、③地点の信号機の予告では。
③地点。
両方向への信号機が近い位置に並列しています。こちらは石蟹方への信号機。2とあるので②地点の標識に対応しているようです。
こちらは井倉方への信号機。こちらは1とあります。
④地点に進んでいきます。
橋が見えてきました。
橋の直前にはカーブの速度制限標識。奥が石蟹方。左カーブをしたところに…
橋があります。
渡りきると、中継信号機を発見。奥が井倉方。
井倉から来ると木々に隠れていて見つけづらいです。
⑤地点。
途中にある現線と旧線との交差地点。奥(現線は右)が石蟹方。
旧線の路盤をえぐるようにして現線をくぐっています。
カルバートは後から取り付けたか、線路付け替えの際は数日間運休したのか…?
井倉方から来ると180度近い左カーブでしたが、ここからは一転して180度近い右カーブで進んでいきます。
⑥地点。
右カーブが始まる直前にカーブの速度制限標識。奥が石蟹方。
付替区間は全体的に60km/h制限がかかっていたようです。現線は100km/hは出ているでしょうから、大幅なスピードアップになっているんじゃないでしょうか。
⑦地点。
高梁川を横断する橋梁に到着しました。
ここは並行する国道180号線からも、伯備線の現線からもよく見ることができます。
この橋を伯備線を走る列車から見たのが、私がここを訪れてみたかった一番の理由です。
石蟹方に向かって右側を見ると、伯備線の現線がトンネルから出てきます。
⑧地点。
まもなく新旧線の合流地点となりますが、ここにももう一つ信号機。奥が石蟹方。
詰所?のような建物も残っています。
もう少し先には境界杭が埋まったままになっていました。
程なくして、現線との合流点に到着しました。
折り返して井倉駅へ帰ります。
井倉駅を始点に旧線を往復して井倉駅まで帰ってくるのに、自転車で70分ほど。長閑な雰囲気でのんびりとした休息となりました。
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