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広島地区のJRに個人的に思い入れのある2010年代を手元にある僅かばかりの写真と模型とで振り返っていこうという自己満企画。

第5回の今回が最終回となります。今回は西日本豪雨からの復活と国鉄型の終焉です。

2018年7月6日から7日にかけての大雨で、広島地区でも各線が被災しました。いたるところでの土砂流入のほか、山陽本線河内~本郷を始めとする線路の崩落、芸備線の第1三篠川橋梁流失などが発生し、岡山地区の山陽線や伯備線も被害が発生しました。鉄道の通常運行が長期にわたり不可能となった路線では、鉄道代行バスも行われました。

・瀬野~八本松の道床崩落
瀬野八道床崩落

・運行再開前の糸崎駅構内
糸崎

・運行再開(八本松~白市の部分運行)前の西条駅東側の電留線に取り残された岡オカD23編成
西条D23

・芸備線 復旧中の第1三篠川橋梁
第1三篠復旧中

・芸備線 志和地駅で抑止されたまま留置の気動車
志和地抑止

・山陽本線の代行バス(神姫バスからの貸出車両)
白市神姫バス

被災後はすぐに懸命な復旧作業が行われ、山陽本線では2018年9月30日に、崩落した河内~本郷間を含む白市~三原間が復旧、全体では2019年10月22日に芸備線の第1三篠川橋梁復旧による狩留家~中三田間が復旧し全線で運転が再開されました。

しかし、運転再開にあたり山陽本線などでは災害前に実施されていた平日/土休日ダイヤから、全日同じ暫定ダイヤとなって土休日日中に運転されていた快速列車の運転もなくなりました。これは2019年のダイヤ改正でも存置されて現在に至っています。

一方、山陽本線復旧により新製後関西で足止めとなっていた227系は広島へ回送され、所定の両数が揃い、今年2019年3月ダイヤ改正でついに広島地区227系への統一が達成されました。

227系導入の際に導入予定の車両数が発表されていたため、広島地区の115系、105系などがすべて置き換えられるだろうとの予測がなされていたのでさほど驚きはありませんでしたが、関西でも113系や103系の完全な置き換えに至っていないにも関わらず、広島地区では115系などの旧型の電車が一掃された点は特筆すべきでしょう。そもそも関西の車両数と比べると置き換えの規模が異なるということもありますが、新保安装置の導入という新しいギミックを盛り込んだ車両投入であったことが一番の理由でしょう。尤も、趣味的には多数の車両、多数の塗色の車両が行き交う光景のほうが面白くなるのですが、事業者からすれば非合理ですし、そうなってしまった以上は仕方ないですよね。
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広島駅では、227系統一となったダイヤ改正前後での地上設備増強が確認できます。
(上:2019年2月24日、下:3月24日)

まもなく迎える2020年。227系統一から1年が経過するダイヤ改正では、西日本豪雨以来となる平日/土休日ダイヤが分けられ、土休日日中の快速電車の運転も再開となることが発表されています。

(ご参考:JR西日本 プレスリリース(2019年12月13日 2020年春ダイヤ改正について)
2020年代という新たな10年に向け、227系への世代交代が完了し、1年半以上を経て西日本豪雨からの完全復活を間近に控えた広島地区。
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115系はさまざまに纏う塗色を変えながら、約40年間を駆け抜けてきました。そして始まる2020年代に、227系がどのような歴史を刻むのか楽しみにしながら、来たる年を迎えたいと思います。

今回もご覧いただきまして、ありがとうございました。
2010年代を振り返る記事はこれで終わりとなります。共感いただける部分があれば、幸いです。



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